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世界のデジタルウオッチに影響を与えた名機

2008年に制定された「未来技術遺産」とも呼ばれる「重要科学技術史資料」は、高度な技術で歴史を塗り替えた“実物資料”に対して与えられる栄誉の称号である。重要な発明や開発品を次世代に継承するべく、独立行政法人・国立科学博物館の産業技術史資料情報センターが登録を行なっている。

今回、セイコーが1973年10月に発売した、時刻表示に世界初の6桁液晶ディスプレイを採用したデジタルウオッチ「セイコー クオーツLC V.F.A 06LC」が、2019年度の“実物資料”として登録された。本作のため独自に開発したFE(Field Effect)方式の液晶を搭載し、時・分・秒を常時表示できる画期的なデジタルウオッチとして、改めて評価されたのである。

当時、LED(発光ダイオード)方式やその他の液晶方式なども存在したが、担当した諏訪精工舎(現・セイコーエプソン)は、消費電力が低く、視認性の高いFE方式の研究に着手。時計に適した液晶の合成方法など、あらゆる課題を解決するとともに、クオーツ式腕時計で蓄積した量産技術を活用して、「セイコー クオーツLC V.F.A 06LC」を完成させたのだった。

その後も積極的にデジタルウオッチの開発・製造に取り組んだ結果、世界のデジタルウオッチの主流は「セイコー クオーツLC V.F.A 06LC」が採用していた方式になったという。なお諏訪精工舎は、本作で得たノウハウを活かして液晶事業も展開。現在、セイコーエプソンの主力事業のひとつに数えられる液晶プロジェクターは、まさに世界初の6桁表示デジタルウオッチから生まれたといっても過言ではない。

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