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2019年 日本の高級時計市場を展望する

まず初めに、2018年の日本の国内景気動向をおさらいしてみます。

2012年12月以来、1965年から1970年まで57か月間(4年9か月)続いた「いざなぎ景気」の期間を越え戦後二番目となった、と言われている近年の景気拡大。
その波は2018年前半に非常に顕著で、景況感は一気にアップ。それに伴い訪日客だけでなく、日本人の消費意欲もまた旺盛になりました。
百貨店で見ると大手5社(三越伊勢丹、高島屋、大丸松坂屋、そごう・西部、阪急阪神)を中心に売上高はここ数年の不調が嘘のように総じて盛り返しており、とりわけ高級品の売上が好調とのことです。

しかしながら西日本豪雨や連日の台風直撃、大阪北部地震や北海道胆振(いぶり)東部地震など相次ぐ災害による日本人の買い控えや訪日客の一時減少。
そして米中貿易摩擦やカナダ・アメリカの経済不振、欧州連合(EU)のぐらつきなどによる国際情勢の不透明化。さらに日本経済の大きな部分を支えていたという中国人の高級品消費の失速などから、2018年下半期には経済の先行きへの懸念が日本国内に広がりました。